デジタル大辞泉
「算段」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
さん‐だん【算段】
〘名〙
※幸若・和田宴(室町末‐近世初)「忝くも釈尊は
檀特山の傍にて、閑にさむだんして見給ふに、をよそ一百八十石にしるさるる」
② 工夫(くふう)すること。手段を考えること。
※
毛利家文書‐(元和八年)(1622)一一月一五日・毛利宗瑞自筆書状「爰元にての
さんたんは、みなみなよせ候而申させ」
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)三「寄るも障るも銭を遣ふ算段
(サンダン)ばかりで」
③ 特に、金銭の都合をつけること。工面(くめん)。
※
洒落本・
傾城買二筋道(1798)夏の床「あすのばんまでに一両二分ばかりかしておいてくりや〈略〉
少しぐらいはどふかさんだんのありそふな物だ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報