箝口・鉗口(読み)かんこう

精選版 日本国語大辞典 「箝口・鉗口」の意味・読み・例文・類語

かん‐こう【箝口・鉗口】

〘名〙 (「けんこう」の慣用読み)
① 口をつぐんで言葉を発しないこと。口をふさぐこと。〔布令必用新撰字引(1869)〕〔逸周書‐芮良夫解〕
② 物を言わせないようにすること。言論を束縛すること。
江戸から東京へ(1924)〈矢田挿雲一一「今日の時代警視庁八木節を篏口(カンコウ)せりと仮定せよ」

けん‐こう【箝口・鉗口】

〘名〙
① 口をとじてものを言わないこと。無言沈黙かんこう
② 人にものを言わせないこと。口止めすること。緘口(かんこう)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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