節季(読み)セッキ

デジタル大辞泉 「節季」の意味・読み・例文・類語

せっ‐き【節季】

季節の終わりの意から》
年末歳末 冬》
盆や年末、または節句前の、掛け売買決算期
[類語]年末歳末年の暮れ年の瀬歳暮暮れ年内歳晩大晦日大晦おおつごもり除夜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「節季」の意味・読み・例文・類語

せっ‐き【節季】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 季節の終わり。また、時節。〔謝霊運‐孝感賦〕
  3. 年の暮。一二月の末。年末。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「月迫上分、節季之年預」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))
  4. 掛売買の決算期。江戸では盆前と年末の二期。上方では、三月節供前・五月節供前・盆前・九月節供前・年末の五節季であったが、享保一七一六‐三六)頃から十月晦日が加わった。
    1. [初出の実例]「ひさしうなる事といひ、せっきの事じゃといひ、さん用申されいと申て」(出典:虎明本狂言・八句連歌(室町末‐近世初))
    2. 「さる程にせはしの世や。節季(セッキ)節季は六十日の立事夢のごとし」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一)

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普及版 字通 「節季」の読み・字形・画数・意味

【節季】せつき

時節。

字通「節」の項目を見る

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