節榑立（読み）ふしくれだつ

精選版 日本国語大辞典

ふしくれ‐だ・つ【節榑立】

〘自タ五（四）〙

① 木など、節がたくさんあってでこぼこする。ごつごつしている。

※名語記（1275）五「ふしくれだちたるありさまの、いはむらの山のことがらににたればなづくるにや」

② 指や腕、足などが骨ばってごつごつする。筋肉や骨が至るところ盛り上がる。ふしくれる。

※浮世草子・男色大鑑（1687）四「背骨のふしくれ立しを撫でおろし」

③ ことばや表現が、とげとげしく、なめらかでない。

※景感道（1504‐21）「聊かもふしくれだちたること葉まじらず」

出典　精選版 日本国語大辞典