築壁(読み)ちくへき(英語表記)masonry wall

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「築壁」の意味・わかりやすい解説

築壁
ちくへき
masonry wall

坑道支保 (→坑内支保 ) の一種で,坑道の周壁の全部または一部を石材煉瓦コンクリートコンクリートブロックなどで巻きおおう作業およびその構造物。腐朽せず,強い盤圧にも耐え,平面が平滑であるために通気抵抗が少く,ガス炭塵の集積するおそれがないなどの理由により,長期にわたり維持する必要のある坑道,大断面の坑道,特別に盤圧の強い坑道,竪坑などの支保に用いられる。なお防水,ガスや空気の流通遮断などの目的で築壁が施されることもあり,これを特に密閉ダムと呼ぶ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android