篦代(読み)ノシロ

デジタル大辞泉 「篦代」の意味・読み・例文・類語

の‐しろ【×篦代】

矢竹の中に差し込まれるやじり中子なかご部分

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精選版 日本国語大辞典 「篦代」の意味・読み・例文・類語

の‐しろ【篦代】

  1. 〘 名詞 〙(やじり)の部分の名。鏃の基部篦被(のかずき)・篦代に分けられるが、このうち矢柄(篦)に挿入される基端部分をいう。
    1. 篦代〈貞丈雑記〉
      篦代〈貞丈雑記〉
    2. [初出の実例]「三年竹の節近なるを少しをしみかきて、山鳥の尾をもて作(はい)だるに、七寸五分の円根の、篦中過ぎて、篦代(ノシロ)のあるを打ちくはせ」(出典:保元物語(1220頃か)中)

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