篦撓形(読み)のためがた

精選版 日本国語大辞典 「篦撓形」の意味・読み・例文・類語

のため‐がた【篦撓形】

〘名〙 (形動) (「のため」が斜めにみぞを彫った物であるところから)
① ななめ。はすかい。すじかい。
平家(13C前)九「川中よりのためがたに押しなされて、遙の下より打ち上げたり」
② こじれていること。ひねくれていること。また、そのさま。
※両足院本山谷抄(1500頃)四「人にあだを報せう、恩を報せうなんどと、思事は無ぞ。さあらば官に在て、何事ものためかたに有うかと思へば、さはのうてきわめて清廉なぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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