多数の鉱物粒を包有して篩(ふるい)のようになったもの.篩状組織はポイキロブラスティック(poikilo-blastic)と同じとして,変成岩で大きな結晶の中に多数の細粒包有結晶が取り込まれた変成岩の組織とする場合がある[Salomon : 1891].火成岩の結晶作用の場合でも篩状組織の語を用いる.火成岩では多量の小さな連結した箱形のガラス質包有物を含み,結晶が多孔質のように見える場合がある[MacKenzie, et al : 1982].変成岩では篩状(diablastic)組織と同じに用いられる.