籠鳥雲を恋う(読み)ロウチョウクモヲコウ

デジタル大辞泉 「籠鳥雲を恋う」の意味・読み・例文・類語

籠鳥ろうちょうくも・う

かごの中の鳥が大空の雲を恋い慕うの意から》拘束されているものが、自由な境遇をあこがれるたとえ。また、遠い故郷を恋しく思うたとえ。籠鳥雲を望む。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籠鳥雲を恋う」の意味・読み・例文・類語

ろうちょう【籠鳥】 雲(くも)を=恋(こ)う[=望(のぞ)む]

(かごの中の鳥が自由な大空を恋い慕う意から) 拘束されている者が自由な境遇を羨むことのたとえ。また、故郷を恋しく思うことのたとえ。
本朝文粋(1060頃)六・申勘解由次官并図書頭状〈菅原文時〉「只有籠鳥恋雲之思、未轍魚近肆之悲

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android