米沢町三丁目(読み)よねざわちようさんちようめ

日本歴史地名大系 「米沢町三丁目」の解説

米沢町三丁目
よねざわちようさんちようめ

[現在地名]中央区東日本橋ひがしにほんばし一―二丁目

東は大川(隅田川)に面し、北は米沢町一丁目と両国広小路、西は米沢町二丁目・米沢町薬研堀よねざわちようやげんぼり埋立地、南は薬研堀に接する片側町。宝永年間(一七〇四―一一)頃までに旧米沢町に隣接する保田越前守邸地跡・松平右京大夫邸地跡が町地となって起立した(沿革図書)。安永三年小間附町鑑によれば京間五二間四尺四寸六分、公役金を納めた。名主横山よこやま町三丁目と同じ。文政七年(一八二四)の江戸買物独案内には釘鉄銅物問屋黒田屋宗兵衛、鼻紙袋・煙草入師越前屋忠蔵、明樽問屋広屋治助、茶漬屋の三浦屋などの店がみえる。寛政―天保期(一七八九―一八四四)に活躍した絵師三世堤等琳が住み、多くの幟・行灯・絵馬額職人がここで学んだ(日本橋区史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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