粉薬(読み)コグスリ

デジタル大辞泉 「粉薬」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぐすり【粉薬】

こなぐすり」に同じ。
薬局で、―の儘含嗽剤がんそうざいを受取って」〈漱石

こな‐ぐすり【粉薬】

粉末状の薬。散薬。こぐすり。
[類語]散薬散剤粉剤

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精選版 日本国語大辞典 「粉薬」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぐすり【粉薬】

  1. 〘 名詞 〙 粉末状の薬。散薬。こなぐすり。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「こ薬、丸薬取集め、側なる頭巾に押し入れて」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)

こな‐ぐすり【粉薬】

  1. 〘 名詞 〙 粉末状にした薬。散薬。こぐすり。
    1. [初出の実例]「夏負や量たっぷりと粉ぐすり」(出典:夏帯(1969)〈鈴木真砂女〉)

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普及版 字通 「粉薬」の読み・字形・画数・意味

【粉薬】ふんやく

こな薬。

字通「粉」の項目を見る

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