粒状組織(読み)りゅうじょうそしき(英語表記)granulose texture

岩石学辞典 「粒状組織」の解説

粒状組織

白粒岩(granulite)に特有の組織で,石英長石石榴石輝石の粒状鉱物の縞が,肉眼的または顕微鏡的に交互に発達したもの[Holmes : 1920].それぞれの層は色,構造,鉱物組成が異なるが,片状や柱状の鉱物に欠けるため葉状組織は見られない.この組織とグラニュライト組織との間に混乱が見られ,片麻岩中の石英長石質の縞の組織にも使用される.

粒状組織

おおよそ等粒の鉱物が集合した組織である.火成岩のみならす破砕岩再結晶岩にも用いる[Macculloch : 1821, Rosenbusch : 1887].完晶質粒状組織(holo-crystalline granular texture)[Rosenbusch : 1882].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android