デジタル大辞泉
「粗粗」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あら‐あら【粗粗】
〘副〙
① 詳細、丁寧にではなく
物事を行なうさまを表わす語。おおよそ。ざっと。
概略。
※南海寄帰内法伝平安後期点(1050頃)一「少水を将て器に置きて、略(アラアラ)右の手を浄む」
※
太平記(14C後)一七「あらあら云て聞かせんとて」
② (
多く「と」を伴って) 大まかなさま、きめがあらいさまを表わす語。
※
名語記(1275)九「あらあら、如何。粗也。をろをろといへるも同詞歟」
あらあら‐し【粗粗】
〘形シク〙 (「あらあらし(
荒荒)」と同語源) 作りかたなどが粗雑である。そまつである。
※
源氏(1001‐14頃)
浮舟「はかなく作りたる家なりけり。まだいとあらあらしきに、
網代屏風など御覧じも知らぬしつらひにて」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「粗粗」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報