粘こい(読み)ねばっこい

精選版 日本国語大辞典 「粘こい」の意味・読み・例文・類語

ねばっ‐こ・い【粘こい】

〘形口〙 (「こい」は接尾語)
① ねばねばしている。ねばりけがある。べとべとしている。ねばい。
温泉宿(1929‐30)〈川端康成〉夏逝き「湯気の底に膝頭で這ふ胴は、ぬるぬる粘っこい獣の姿だった」
② ねちねちとして執念ぶかい。しつこい。
暴風(1907)〈国木田独歩〉二「一段声を低めて、のろのろと粘(ネバ)っこく言って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android