粟井谷村(読み)あわいだにむら

日本歴史地名大系 「粟井谷村」の解説

粟井谷村
あわいだにむら

[現在地名]加茂川町粟井谷

杉谷すぎたに村の南に位置する。集落は山上にあり、南の谷筋を下ると豊岡とよおか川流域の尾原おばら村に至る。寛永備前国絵図に村名がみえ、高二〇七石余。寛永七年(一六三〇)検地では朱印高のほか改出高八七石余。「備陽記」では田畠二五町六反余、家数六四・人数三〇一。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高四一一石余、蔵入と家臣五名の給地。二口高三〇四石余、残高二四〇石余、田方一〇町二反余・一四〇石余、畑方一五町九反余・一〇〇石余、家数四六・人数二〇〇、牛二八、池二、百姓自林一一町三反、育麦蔵一、猟師鉄砲七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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