粟田純司(読み)あわた じゅんじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「粟田純司」の解説

粟田純司 あわた-じゅんじ

1940- 昭和後期-平成時代の石積み技術者。
昭和15年8月16日生まれ。昭和38年粟田建設に入社し,父・粟田万喜三に野面積みの技法である「穴太衆(あのうしゅう)積み」を学ぶ。安土城跡,篠山城跡石垣などを修理。昭和47年粟田建設社長。平成12年現代の名工に選ばれる。18年粟田建設会長。「打ち込みはぎ」「切り込みはぎ」など文化財石垣の保存技術も体得しており,20年文化財石垣保存技術協議会会長。25年文化財の保存・修復にあたる個人や団体を顕彰する読売あをによし賞本賞を受賞。滋賀県出身。近大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android