精誠(読み)セイセイ

デジタル大辞泉 「精誠」の意味・読み・例文・類語

せい‐せい【精誠】

《「せいぜい」とも》まじりけのないまごころ。純粋な誠実さ。
「古くからの土地の神に、―をいたしていた」〈柳田・山の人生

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精選版 日本国語大辞典 「精誠」の意味・読み・例文・類語

せい‐せい【精誠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 古くは「せいぜい」 ) 純粋で誠実なこと。まごころをこめること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「精誠底露新章句、努力奔波旧素飡」(出典:菅家文草(900頃)五・金吾相公、抂賜遣懐、答謝之後、偶有御製)
    2. 「ひそかに一心の精誠(セイゼイ)(高良本ルビ)を抽(ぬきん)で」(出典:平家物語(13C前)五)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐章帝紀〕

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普及版 字通 「精誠」の読み・字形・画数・意味

【精誠】せいせい

まごころ。唐・白居易長恨歌〕詩 臨士、鴻の客 能くを以て魂魄を致す 君王展轉の思ひに感ずるが爲に に方士をして殷(いんぎん)に覓(もと)めしむ

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