糖衣(読み)トウイ

デジタル大辞泉 「糖衣」の意味・読み・例文・類語

とう‐い〔タウ‐〕【糖衣】

薬剤を服用しやすくするために外側に施した、糖分を含む被膜。「糖衣錠」
チョコレートゼリーなどの表面を覆う、砂糖でつくった硬い被膜。「糖衣菓子」

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精選版 日本国語大辞典 「糖衣」の意味・読み・例文・類語

とう‐いタウ‥【糖衣】

  1. 〘 名詞 〙 薬剤などの不快な臭いや味を包み、また揮発成分が逃げないように、外側を糖分を含む賦形剤で覆って服用しやすくしたもの。

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栄養・生化学辞典 「糖衣」の解説

糖衣

 グリコカリックスともいう.糖タンパク質プロテオグリカンで構成される細胞を取り囲む領域.植物細胞にも動物細胞にも存在.小腸じゅう毛表面を覆う糖の層をいうことが多い.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の糖衣の言及

【上皮】より

…上皮細胞において腔に面する側を上部とよび,細胞質の突起である微絨毛(びじゆうもう)をもつことが多い。その表面を糖衣glycocalyxがおおっている。脊椎動物の器官形成において,上皮は神経管の形成など重要な役割を果たし,また上皮と間充織(間葉)の相互作用によってさらに高次な器官分化が導かれる。…

※「糖衣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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