糠粃(読み)こうひ

精選版 日本国語大辞典 「糠粃」の意味・読み・例文・類語

こう‐ひ カウ‥【糠粃】

〘名〙 米のぬかとしいな。転じて、粗末な食事。また、つまらないもの、とるに足りないもののたとえにも用いる。ぬかかす。
菅家文草(900頃)一・和春十一兄老生吟見寄「剣戟誰嫌随後伏、糠粃自愧在前行」
山鹿語類(1665)二一世間を以て塵芥とし、天下を以て糠粃(かうひ)と思って」 〔後漢書‐安帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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