糸倉(読み)イトグラ

デジタル大辞泉 「糸倉」の意味・読み・例文・類語

いと‐ぐら【糸倉】

琵琶三味線などのさお上部の、糸巻きをまとめておく所。
生糸の貯蔵倉庫。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「糸倉」の意味・読み・例文・類語

いと‐ぐら【糸倉・糸蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 琵琶、三味線、バイオリンなど、弦楽器の棹(さお)の上部にあって、糸巻を納めておく長方形の部分。
    1. [初出の実例]「さていとぐらの左右に、日月をあきらかに白銀(しろかね)にて顕はせり」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上)
  3. 湿気光線、鼠、虫などの害の予防に注意した生糸の貯蔵倉庫。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android