糸取(読み)いととり

精選版 日本国語大辞典 「糸取」の意味・読み・例文・類語

いと‐とり【糸取】

〘名〙 (「いとどり」とも)
① 繭から糸を紡ぎ出すこと。または、より合わせた麻糸綿糸糸車に巻きとること。また、その人。糸繰り糸引き。《季・夏》
※俳諧・誹諧発句帳(1633)秋「糸とりか蛛の巣かくる楓の木〈松吉〉」
子供の遊び、綾取りを上方でいう。
浮世草子好色一代男(1682)五「更(ふけ)ゆくまで、糸取(イトトリ)手相撲して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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