糸黒穂病(ソルガム・スーダングラス)

飼料作物病害図鑑 の解説

糸黒穂病(ソルガム・スーダングラス)

19世紀終わりに関東地方で発生し、その後報告がなかったが、2004年に九州で再発した。穂ばらみ期から出穂期にかけて葉鞘を破って黒い糸状の菌糸体が露出し、大量の黒穂胞子を飛散する。黒い糸状の組織は発病後に残った植物組織で、大量の胞子層を伴い、これが本病特徴となる。黒穂胞子は地面に落ちて10年程度まで生存し、翌年の伝染源となる。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android