紀伝点(読み)きでんてん

精選版 日本国語大辞典 「紀伝点」の意味・読み・例文・類語

きでん‐てん【紀伝点】

〘名〙 ヲコト点の一体系。いわゆる博士家点(はかせけてん)一種で、紀伝道所用の訓点として漢籍国書に用いられた。平安後期以降に古紀伝点とも称すべきものが用いられ、文章博士の家である菅原家、大江家などに伝えられた。のちに、紀伝点として点図に収録されたものは、鎌倉以降になって用いられたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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