紅粉(読み)ベニコ

デジタル大辞泉 「紅粉」の意味・読み・例文・類語

べに‐こ【紅粉】

中国から渡来した紅。唐紅とうべに

こう‐ふん【紅粉】

べにとおしろい。脂粉化粧

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精選版 日本国語大辞典 「紅粉」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふん【紅粉】

〘名〙
紅い花花粉
※本朝無題詩(1162‐64頃)七・山家春意〈藤原周光〉「紅粉花飛埋暁夢青旗酒熟引春盃
② べにとおしろい。脂粉。また、化粧。転じて、美女をいう。
平家(13C前)七「紅粉眼に媚びをなし」 〔古詩十九首‐其二〕

べに‐こ【紅粉】

〘名〙
粉末にした紅。
葉隠(1716頃)二「㒵(かほ)の色悪敷事有(あり)。ケ様の時、紅粉を引たるがよき也」
② 中国から渡来した紅。唐紅(とうべに)

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普及版 字通 「紅粉」の読み・字形・画数・意味

【紅粉】こうふん

紅と白粉。唐・杜審言〔戯れに趙使君の美人に贈る〕詩 紅娥、楚雲に映ず 桃馬上、石榴の裙 羅(らふ)(昔の美人の名)獨り東方に向つて去る 謾(みだ)りに他家を學んで君と作(な)らん

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