紅裏(読み)モミウラ

デジタル大辞泉 「紅裏」の意味・読み・例文・類語

もみ‐うら【紅裏】

紅絹もみ着物裏地に使うこと。また、その裏地。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅裏」の意味・読み・例文・類語

こう‐うら【紅裏】

  1. 〘 名詞 〙 紅染(こうぞめ)の裏を付けた着物。江戸時代武家老人医師茶坊主などが許可を得て着用したもの。
    1. [初出の実例]「うけ給はって聞んの一役〈入松〉 紅うらをうち懸けにけり小夜衣〈其従〉」(出典:俳諧・菊のちり(1708頃))

もみ‐うら【紅裏】

  1. 〘 名詞 〙 もみを衣服の裏とすること。また、その裏地。
    1. [初出の実例]「絹ならで皆もみうらのかみこかな〈梅盛〉」(出典:俳諧・玉海集(1656)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android