紋枯病(トウモロコシ)

飼料作物病害図鑑 「紋枯病(トウモロコシ)」の解説

紋枯病(トウモロコシ)

激発すれば植物体全体の枯死にもつながる重要な糸状菌病。梅雨入り前から地際部で発病し、病斑葉鞘を伝って上部へ進展する。病斑は周縁部褐色、中心部灰白色の雲形斑となる。発生後期には病斑上に褐色で表面が滑らかな菌核をつくり、これが地面に落ちて翌年感染源となる。高温(特に30℃以上)高湿条件で多発し、1日1cm以上病斑が進展する。トウモロコシでは病原菌の多くがR.solani 菌糸融合群AG-1 培養型ⅠAであり、これは牧草葉腐病、イネ・ソルガム紋枯病などと共通している。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android