純栲(読み)ひたえ

精選版 日本国語大辞典 「純栲」の意味・読み・例文・類語

ひたえひたへ【純栲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひたたえ」の変化した語か ) 栲(たえ)の純粋なもの。まじりけのない白栲一説に、一重(ひとえ)の意。
    1. [初出の実例]「伊香保ろのそひの榛原(はりはら)わが衣に著(つ)きよらしもよ比多敝(ヒタヘ)と思へば」(出典万葉集(8C後)一四・三四三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android