紙幅(読み)シフク

デジタル大辞泉 「紙幅」の意味・読み・例文・類語

し‐ふく【紙幅】

紙のはば。
あらかじめ定められた原稿などの枚数。「紙幅が尽きる」
書画を表装すること。また、その書画。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紙幅」の意味・読み・例文・類語

し‐ふく【紙幅】

〘名〙
① 紙。また、紙のはば。転じて、原稿などの定められた枚数にいう。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉八「一ち日の間だ、紙幅(シフク)(〈注〉カミ)の出ること筭する無し」
② 書画を表装すること。また、その書画。
※秘密(1911)〈谷崎潤一郎〉「絢爛な色彩古画諸仏、〈略〉象、獅子麒麟などが四壁の紙幅の内から、ゆたかな光りの中に泳ぎ出す」

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