紛争周辺国援助(読み)ふんそうしゅうへんこくえんじょ(英語表記)aid to countries boadering conflicts

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紛争周辺国援助」の意味・わかりやすい解説

紛争周辺国援助
ふんそうしゅうへんこくえんじょ
aid to countries boadering conflicts

国際紛争の直接的な当事国ではないが,その周辺に位置し,避難民の流入経済活動の環境条件の不安定化などによって政治的・経済的に多大な影響を被る国に対する援助。周辺国の経済・社会の安定を支持し,紛争が波及するのを予防する効果もある。アフガニスタン紛争時のパキスタンへの援助,イラクのクウェート侵攻時の周辺アラブ諸国 (トルコエジプトヨルダン) への援助はその例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android