紛物・紛者(読み)まぎれもの

精選版 日本国語大辞典 「紛物・紛者」の意味・読み・例文・類語

まぎれ‐もの【紛物・紛者】

〘名〙
① まぎらわしいもの。人を瞞着するもの。ごまかし者。
仮名草子・悔草(1647)上「世にまぎれ者おほく、傍若無人に雑言いへば、堪忍なりがたき事あれど」
② まぎれこんで見分けにくいもの。また、不純物を混入したもの。
評判記難波物語(1655)「ここに、今ひとつ、まぎれものあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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