紛紛(読み)フンプン

デジタル大辞泉 「紛紛」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぷん【紛紛】

[ト・タル][文][形動タリ]入り乱れてまとまりのないさま。「紛紛たる落花」「諸説紛紛
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛然繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる

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精選版 日本国語大辞典 「紛紛」の意味・読み・例文・類語

ふん‐ぷん【紛紛】

〘形動タリ〙
物事が入り交じって乱れるさま。
※凌雲集(814)渉信濃坂〈坂上今継〉「郷関何処在、客思転紛々」
曾我物語(南北朝頃)一「ふんぷんたる雪をふみわけ」
意見や説などが多くとびかうさま。
史記抄(1477)八「異説が紛々として不定ぞ」 〔史記‐韓長孺伝〕

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普及版 字通 「紛紛」の読み・字形・画数・意味

【紛紛】ふんふん

多くさかんなさま。みだれるさま。ごたごたするさま。唐・杜甫〔貧交行〕詩 手を(ひるがへ)せば雲と作(な)り、手を(くつがへ)せば雨と作る たる輕、何ぞ數ふるを須(もち)ひん

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