素材産業の高付加価値化(読み)そざいさんぎょうのこうふかかちか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「素材産業の高付加価値化」の意味・わかりやすい解説

素材産業の高付加価値化
そざいさんぎょうのこうふかかちか

素材産業,つまり鉄鋼繊維産業などが素材の生産にとどまらず,その高次加工段階へ進む場合と,自動車用高張力鋼板とかシルク梳毛 (そもう) の風合いを出すポリエステル繊維新合繊」の開発など汎用素材ではなく,特殊用途向けの付加価値の高い素材の生産を行なうことの2つの内容がある。一般的には,素材生産とその加工段階では適正規模,技術,競争条件が異なるために,素材メーカーが2次加工に向かうよりも,最初から高付加価値素材の生産に向かうケースが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android