素肌・素膚(読み)すはだ

精選版 日本国語大辞典 「素肌・素膚」の意味・読み・例文・類語

す‐はだ【素肌・素膚】

〘名〙
(イ) むき出しのはだ。おしろいや衣服などをつけないはだ。〔塵芥(1510‐50頃)〕
黄表紙江戸生艷気樺焼(1785)下「鳥肌だちし此素肌(スハダ)殿御のかほはうすずみに」
(ロ) むき出しの物の表面。何かでおおったり加工したりしていない、物の表面。
※新西洋事情(1975)〈深田祐介鎮魂・モスクワ郊外六十キロ「ただこれがコンクリートの素肌露きだしで」
甲冑(かっちゅう)を身につけないこと。鎧(よろい)などの防具を身につけていないこと。
源平盛衰記(14C前)四三「人は鎧の上に碇を置、冑の上に鎧を重て、身を重してゐればこそ沈むに、是はすはたにて、而も究竟の水練也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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