紫外線吸収スペクトル(読み)しがいせんきゅうしゅうスペクトル(英語表記)ultraviolet absorption spectrum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紫外線吸収スペクトル」の意味・わかりやすい解説

紫外線吸収スペクトル
しがいせんきゅうしゅうスペクトル
ultraviolet absorption spectrum

物質紫外線を通過させるとき,紫外線部に吸収があるために現れるスペクトルUVスペクトルともいう。空気中の酸素や水は 190nm以下波長の光を吸収するため,それ以下の吸収スペクトル測定は真空中で行う必要がある。これを真空紫外線吸収スペクトルまたは遠紫外線吸収スペクトルという。普通は波長 200nm以上のスペクトルがよく測定されている。光源には水素放電管やキセノン放電管を使う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android