紫微宮(読み)しびきゅう

精選版 日本国語大辞典 「紫微宮」の意味・読み・例文・類語

しび‐きゅう【紫微宮】

菅家文草(900頃)二・典儀、礼畢、簡藤進士「廻頭暁望紫微宮、百辟星前再拝風」 〔辛氏三秦記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の紫微宮の言及

【北極星】より

…【茨木 孝雄】
[中国の北辰信仰]
 北辰ともいい,中国では見かけ上不動の恒星で,天空の星座がこの星を中心として回転することから,古来方位を定めるのに利用されるとともに,もっとも尊貴な星として崇拝されてきた。《史記》天官書などの記述によると,北極星は天帝太一神の居所であり,この星を中心とする星座は天上世界の宮廷に当てられて紫宮,紫微宮とよばれ,漢代には都の南東郊の太一祠においてしばしば太一神の祭祀が行われた。その後,讖緯(しんい)思想(讖緯説)の盛行につれて,後漢ころには北辰北斗信仰が星辰信仰の中核をなすようになり,北辰は耀魄宝(ようはくほう)と呼ばれ群霊を統御する最高神とされた。…

※「紫微宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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