紫紺(読み)シコン

デジタル大辞泉 「紫紺」の意味・読み・例文・類語

し‐こん【紫紺】

紺がかった紫色。濃い紫色。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「紫紺」の解説

しこん【紫紺】

色名の一つ。JISの色彩規格では「暗い」としている。一般に、紺色がかった紫という説と、紫がかった紺色という説の2説がある。ムラサキ科ムラサキソウの根である紫根で染めた場合は紫系統、タデ科アイによる藍染の場合は紺系統といえる。紫紺という色名は明治時代以降に登場したとされ、歴史はそれほど古くないが、春の選抜高等学校野球大会優勝旗が紫紺であること、また紫という色のもつ品格から特別な色名というイメージがある。明治大学スクールカラーでもあり、同校の第一応援歌は『紫紺の歌』という。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

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