細切・小間切(読み)こまぎれ

精選版 日本国語大辞典 「細切・小間切」の意味・読み・例文・類語

こま‐ぎれ【細切・小間切】

〘名〙
布帛(ふはく)切れ端小切れ
※長春五馬路(1968)〈木山捷平〉二「本当のボロで、とても雑巾にも足ふきにもならないような細切(コマギ)れであったが」
牛肉豚肉などを細かく切ったもの。こまぎり。
※東京の三十年(1917)〈田山花袋〉その時分「牛のコマ切の大鍋から、白い湯気が立って」
③ 細かく区切ること。また、そのもの。
※社会学入門(1959)〈清水幾太郎〉六「そういうコマギレのような仕事━今日ならアルバイト━を好んで求めた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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