細谷遺跡群(読み)ほそだにいせきぐん

日本歴史地名大系 「細谷遺跡群」の解説

細谷遺跡群
ほそだにいせきぐん

[現在地名]婦中町吉住 細谷

射水いみず丘陵を流れる山田やまだ川によってつくられた段丘の上位に広がる旧石器時代を中心とした遺跡群。一号から六号までの六遺跡がある。このうち三号遺跡では多くの旧石器が採集され、昭和五二年(一九七七)発掘調査が行われた。遺物集中地点は二ヵ所で、ナイフ形石器は小型の寸詰りな剥片の一部に二次加工の施された立野ヶ原型ナイフ形石器と、基部に浅い角度で平坦剥離の施されたペン先形ナイフ形石器がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android