普及版 字通 「紹(漢字)」の読み・字形・画数・意味
紹
常用漢字 11画
[字訓] つぐ・うける・たすける
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は召(しよう)。〔説文〕十三上に「繼ぐなり」とあり、「一に曰く、紹は緊(きんきう)なり」とみえる。緊糾とは三本の縄を強くよりあわせる意。(しよう)は祖霊を迎えることをいい、紹は継承することをいう。金文に「紹(せうしよう)」という語があり、にも継承の意がある。〔書、盤庚上〕「先王の大業を紹復す」、〔書、康誥〕に「衣(殷(いん))の言を紹聞す」など、古い用例がある。
[訓義]
1. つぐ、ひきつぐ。
2. うける、うけつぐ。
3. たすける、あわせる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕紹 ツグ・オコタル・アカル・アザムク・アマネシ 〔字鏡集〕紹 アマネシ・ツラナル・アサムク・タスク・オコタル・マカル・ツグ・スミヤカ
[語系]
紹・zjiは同声。紹はの声義をとるものであろう。〔説文〕の収める古文の紹は、声の字にしるされている。
[熟語]
紹介▶・紹▶・紹継▶・紹纉▶・紹受▶・紹襲▶・紹述▶・紹緒▶・紹承▶・紹絶▶・紹祚▶・紹続▶・紹統▶・紹復▶・紹隆▶・紹繚▶
[下接語]
遠紹・介紹・継紹・纂紹・統紹・復紹・夭紹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報