紺絣(読み)コンガスリ

デジタル大辞泉 「紺絣」の意味・読み・例文・類語

こん‐がすり【紺×絣/紺飛白】

紺地に絣を白く染め抜いた模様。また、その模様の織物や染め物。久留米絣伊予絣など。

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精選版 日本国語大辞典 「紺絣」の意味・読み・例文・類語

こん‐がすり【紺絣・紺飛白】

  1. 〘 名詞 〙 紺地に白いかすりのある模様。また、その木綿織物
    1. [初出の実例]「定紋付も時に応て着之然も今世薩摩上布を流布とする也、多くは紺がすり也」(出典随筆守貞漫稿(1837‐53)一五)

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百科事典マイペディア 「紺絣」の意味・わかりやすい解説

紺絣【こんがすり】

紺地に白を主体にして絣模様を織り出したもので,普通は綿織物本来染料アイ(藍)を用いたが,近年は化学染料によるものが多い。耐久性があるので仕事着や普段着に用いられた。久留米絣伊予絣備後(びんご)絣などが代表的。
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