精選版 日本国語大辞典 「組帯・絛帯」の意味・読み・例文・類語
くみ‐おび【組帯・絛帯】
〘名〙
② 中世末ごろから民間に行なわれた帯の一つ。糸の組み方に丸組(丸打)と平組(平打)とがあり、三・五メートルほどの長さで、ともに両端に約二〇センチメートルの総(ふさ)を付けるのが特色。唐組(からくみ)ともいい、文祿の役(一五九二)以降に流行、江戸中期にはすたれた。名護屋帯。
※俳諧・毛吹草(1638)六「はねと羽くみ帯(オビ)なれや天津鴈〈弘永〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報