経済統合協定(読み)ケイザイトウゴウキョウテイ

デジタル大辞泉 「経済統合協定」の意味・読み・例文・類語

けいざいとうごう‐きょうてい〔ケイザイトウガフケフテイ〕【経済統合協定】

二つの国または地域の間で、関税などの貿易障壁撤廃するだけでなく、産業や経済に関する規制・制度を共通化することによって、より統合された経済関係を構築する目的で締結する協定経団連EUと日本の間での締結を呼びかけている。EIA(Economic Integration Agreement)。
[補説]関税・サービス貿易などの障壁を取り除く自由貿易協定FTA)、さらに、投資や人の移動を自由化し、知的財産保護や経済協力など幅広い分野で協力する経済連携協定EPA)に対し、経済統合協定(EIA)は、特許制度政府調達の基準・環境規制など国内制度の統合にまで踏み込んで障壁の撤廃を図り、市場統合を目指す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android