経理(読み)けいり

精選版 日本国語大辞典 「経理」の意味・読み・例文・類語

けい‐り【経理】

〘名〙
① きまりをつけて、ととのえること。経営処理すること。
聖徳太子伝暦(917頃か)下「将念留迹於久年、紹隆仏法。住化於長齢、経天下
※百一新論(1874)〈西周〉下「山陽先生などは〈略〉天下を経理する事など一向に相談もならぬ物になったでござる」 〔史記‐始皇本紀〕
会計給与に関する事務。また、その処理やその係の人。計理
泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉二「国家宜しく其経理する所の資用を以て総国の幸福を増益し」

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デジタル大辞泉 「経理」の意味・読み・例文・類語

けい‐り【経理】

[名](スル)
会計・給与に関する事務。また、それを処理すること。「経理に明るい」
治めととのえること。
「天下を―することなど一向に相談もならぬ物になったでござる」〈西周・百一新論〉
[類語]会計計理出納すいとう簿記帳付け

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普及版 字通 「経理」の読み・字形・画数・意味

【経理】けいり

常法。常法によって治める。〔子、正名〕心はの工宰なり。は治の經理なり。

字通「経」の項目を見る

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とっさの日本語便利帳 「経理」の解説

経理

日本では会計事務。中国では経営、企業の主管者。社長は「総経理」。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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