経頭(読み)きょうとう

精選版 日本国語大辞典 「経頭」の意味・読み・例文・類語

きょう‐とう キャウ‥【経頭】

〘名〙 仏語
① 多くの僧が共に誦経する時、その音頭(おんど)をとる僧。
高野山文書‐正平一〇年(1355)一一月晦日・山王社上葺事書勘文「経頭者、自衆分一臈、同臈次可勤仕事」
禅宗で、一切経を補修するために街頭浄財を勧進する役の僧。
禅林象器箋(1741)職位「禅苑清規街坊云〈略〉般若頭。経頭。彌陀頭」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android