結ばる(読み)ムスバル

デジタル大辞泉 「結ばる」の意味・読み・例文・類語

むすば・る【結ばる】

[動ラ五(四)]
糸・ひもなどが結んだ状態になる。「ロープが凍って―・らない」
人とつながりができる。縁がつく。
「此縁の―・らぬも縁なり」〈紅葉・不言不語〉
[動ラ下二]むすばれる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「結ばる」の意味・読み・例文・類語

むすば・る【結】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 糸、ひもなどで締められる。
  3. 他と、あるつながりができる。縁がつく。
    1. [初出の実例]「是も矢張悪縁の、結ばる上へ重なる縁」(出典:人情本・恩愛二葉草(1834)二)
  4. (口が)閉じられる。
    1. [初出の実例]「開た口が結ばって前歯が姿を隠すに連れ」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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