結晶領域(読み)ケッショウリョウイキ

化学辞典 第2版 「結晶領域」の解説

結晶領域
ケッショウリョウイキ
crystalline region

結晶性高分子固体は,一般に結晶領域(結晶相)と非晶領域(非晶相)の2相からなっている.結晶領域では,最小の結晶組織をクリスタリット(crystallite)という.折りたたみ構造よりなる結晶性高分子固体では,一般にラメラ内部は結晶領域と考えることができ,表面の折りたたみ部分およびラメラ間は非晶領域とみなすことができる.[別用語参照]高分子単結晶

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android