結裁(読み)ユダチ

デジタル大辞泉 「結裁」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だち【結裁】

装束袖付けの脇を縫わずにあけておくこと。また、その部分
何色にか色ある御衣おんぞどもの―より多くこぼれ出でて」〈大鏡伊尹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「結裁」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐だち【結裁】

  1. 〘 名詞 〙 装束の袖付の一部を縫わずにほころばせておくこと。また、その部分。
    1. [初出の実例]「いろある御ぞどもの、ゆたちよりおほくこぼれいでて侍し御やうたいなどよ」(出典:大鏡(12C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android