絡巻(読み)からまく

精選版 日本国語大辞典 「絡巻」の意味・読み・例文・類語

から‐ま・く【絡巻】

[1] 〘他カ四〙 からみ巻く。巻きつける。
源平盛衰記(14C前)四三熊手を下して御髪をから巻(マキ)て、御舟へ引き入れ奉る」
[2] 〘自カ四〙 からまる。巻きつく。
名語記(1275)九「蛇の物をからまく、如何。からは、かたらかの反。まくは巻也」
浮世草子・夫婦気質(1751‐64頃)上「痰のからまく声を出して」

から‐まき【絡巻】

〘名〙 からみ巻くこと。
今昔(1120頃か)二九「尾を以て〈略〉身を五(いつ)辛巻(からまき)、六(む)辛巻(からまき)許巻て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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