統一標目(読み)とういつひょうもく(英語表記)uniform heading

図書館情報学用語辞典 第5版 「統一標目」の解説

統一標目

“統制された形の標目.例えば,著者や著作が2以上の名称で知られている場合,そのうちの一つの名称に統一された標目”(『日本目録規則1987年版改訂3版』用語解説).同一著者が複数の名称で知られている場合,資料の表示形をそのまま標目にとると同一著者の著作が目録ファイル中で分散してしまい,目録の機能の一つである「同一著者の著作の集中」が損なわれてしまうことになる.名称典拠(著者名典拠)ファイルを用いて典拠コントロールを行い,各著者に統一標目を適用することによって,「同一著者の著作の集中」が可能となる.無著者名古典,音楽作品,聖典などに対しては「統一タイトル」を統一標目に適用するのも,同様に「同一著作の集中」を意図したものである.RDAおよび『日本目録規則2018年版』では,典拠形アクセスポイントがこれに当たる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android