絵入狂言本(読み)えいりきょうげんぼん

精選版 日本国語大辞典 「絵入狂言本」の意味・読み・例文・類語

えいり‐きょうげんぼん ヱいりキャウゲンボン【絵入狂言本】

〘名〙 歌舞伎狂言の筋を読み物として編集し、さし絵を加えて発行した版本。元祿・宝永(一六八八‐一七一一)のころに流行した。狂言本

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の絵入狂言本の言及

【狂言本】より

…歌舞伎狂言の梗概を物語風に記した書籍の総称。挿絵入りであるところから〈絵入(えいり)狂言本〉ともいう。狂言本は,歌舞伎の最初の充実期ともいうべき貞享・元禄期(1684‐1704)に刊行され,流行し,1739年(元文4)の《けいせいあらし山》まで京坂と江戸で約200種が出版されている。…

※「絵入狂言本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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